遊び人に恋をして
「なんか俺のこと避けてね?」


「そ、そんなことないけど。」


やっぱバレてたんだ。


「そんなキスされたの嫌だった?」

そ、そんな切なげな目で見られたれ

私もどうすればいいのか、分からなくなるじゃん。


「おい、どーなんだよ。」


「そーだよ!キスされたせいで倉科見たら

苦しくなるの!だからもう関わらないで。」


‥‥‥‥あ。


「‥‥‥ご、ごめ「そうかよ。

悪かったな。もうお前には関わらない。」


言っちゃった。


「倉科!まってよ。」


「うぜぇよ。俺もお前のこと何とも思ってねぇし。」


倉科はそう言い捨てて、ドアを閉めた。


「──うぅ。な、なんで。‥‥‥うぅー。」


なんで涙が出てくるんだろう。

なんで、倉科なんてファーストキスを奪った最低な奴なのに。


もともと遊び人だってことも知ってたのに。


なんで、涙が止まらないの。

< 25 / 42 >

この作品をシェア

pagetop