あの人を好きになった理由

あんまり覚えてないが、確か班別での給食の時だっただろう。

給食の時、偶然俺の隣の席(平常時は俺の前)だった人の顔を見たとき、唯可愛いな、程度しか思わなかった。好きって感情じゃあないからな。


恐らく、これが原因なのだろう。何故か、この日から(多分)あの人のことを目で追っていたのだろう。


読者にとっては、『こん時から好きだったんじゃねえの?』と思う人もいるだろう。当たらずとも遠からず、だ。正確には、好きという感情がまだ分かっていなかったのだろうと思うぞ。今の俺にとっては。


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