改、徒然灯歌日記。
それから牛の爪を削る、削蹄という仕事。
何百キロもある牛は
四本の肢で立ち上がり、
その体重はたったこぶし大の爪にかかってきます。
歩いて搾乳場まで来てもらうわたしたちの牧場だと
どうしても爪への負担を避けられません。
そのときに爪を整えたり、病気を治療する仕事です。
肢の痛そうな牛を見つけるのが
意外にも周りより得意だったわたしが
先輩達に次いで削蹄をはじめることになりました。
講習会にも参加させてもらい、
知識や、技術を0から伝授してもらいました。
でもやっぱり、そういう仕事は経験がものをいいます。
講習会から戻ってもこわくてなかなか削れない日々。
全然うまくはなれませんでした。
今年は、今年度は、
少しでも牛のために技術を磨きたいな、
と心をいれかえて向かい合いたいです…