幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「玲音、朝ごはんに食べられそうなものを冷蔵庫に入れておくから

明日の朝はそれ食べてね?」



そう伝えると、玲音は私から顔を背けたまま呟いた。



「……りりちゃんはさ、俺が他の女の子と遊びに行っても全然気にならないんだね?」


「え?」


「本当に俺のことなんか、なんとも思ってないんだね?」


「玲音、なに言ってるの?

玲音のこと心配してるからこうして待ってたんでしょう」


「"心配"なんてしなくていいよ。

もうさ、いいじゃん。

俺のことなんてほっとけよ」


「こんな時間まで毎日遊び呆けてほっとけるはずないでしょっ」


そう言った途端、すごい力で玲音に腕を掴まれた。


「えっ?!?!」


うわわっ!!


?!?!?!
< 112 / 427 >

この作品をシェア

pagetop