幼なじみの溺愛が危険すぎる。
玲音に強く引っ張られて、ぐるんと視界が反転する。

ハッと気がついたときには体制が逆転していた。

ベッドの上にあおむけに転がされた私のうえに玲音が馬乗りになっている。


「……玲音……なにしてるの??」


なにこの馬鹿力………


玲音なんて簡単に投げ飛ばせると思ってたのに、

私の手首を固く掴んでいる玲音の手をふりほどくことさえできない。


驚いて玲音を見上げると


玲音はトロンとした目つきで私を見下ろしている。


ダメだ…完全に酔っ払ってる。







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