幼なじみの溺愛が危険すぎる。
バイバイ、幼なじみ。

翌日の学校では玲音となるべく顔を合わせないようにして過ごした。



一晩明けたら、怖かったことより、悲しかったことよりもフツフツと怒りが湧き上がってきて


玲音に殴りかかりそうになる自分を抑えるのに必死だった。




「りり花、どうしたの?」



「……なんでもない」



いつも通り、教室で友達とふざけあっている玲音に尖った視線を向ける。



あんなことして、

絶対に許さないんだからっ!




< 127 / 427 >

この作品をシェア

pagetop