幼なじみの溺愛が危険すぎる。
道場に行って体を動かしてスッキリしたいところだけれど、

大会前の道場はいつも緊張感でピリピリしている。

軽い気持ちで道場に遊びに行ってみんなの練習の邪魔をすることはできない。



放課後、玲音のことをぼんやりと考えながら保育園の前を通ると、

園庭で砂遊びをしていた小さな女の子が私に向かって手を振った。

思わずニッコリと笑って手を振り返す。


あれ…

あの子………
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