幼なじみの溺愛が危険すぎる。
桜ちゃんたちとお砂場でお山を作ったり、おままごとごっこをして遊んでいると、

その様子をじっと見つめていた園長先生に声をかけられた。


「りり花ちゃん、もしよかったら補助員として夕方からアルバイトしてみないかい?」


「え?」


「確か、りり花ちゃん、保育士志望だったよね?

もし、まだ気持ちが変わってないなら補助員としてやってみないかい?

りりかちゃんの時間が空いている時だけでいいんだけど」



………保育園でアルバイト?



私を取り囲むチビちゃんたちをぐるりと見回す。


こんなに可愛い子どもたちと遊んでバイト代がもらえちゃうの?!



「やりますっ!やりたいっ!
やらせてください!!」



家にいてもモヤモヤすることばかりだし、ふたつ返事で園長先生の申し出を引き受けた。




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