幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「俺の場合は、親が保育園やってるから家業みたいなところがあってさ。

自分で選んだ仕事かっつうとちょっと違うんだよな」



そう言って口を歪めて小さく笑った圭介さんをじっと見つめた。



「圭介さんに他にやりたい仕事があるなら、

お嫁さんに保育園をやってもらって圭介さんは自分の好きな仕事をすればいいんじゃないですか?」


それを聞いた圭介さんはハッとしたように目を見開いた。


「……そっか。それは考えたことがなかったな」


「私はお家が保育園なんて羨ましいなぁ。
毎日あの子達と遊べるんだもんっ!」


「じゃ、りり花ちゃんに俺のお嫁さんになってもらおうかな?」



……はい?




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