幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「くくっ、冗談だよ、冗談!

りり花ちゃん、ピュアだなぁ。

安心して。俺、ちゃんと彼女いるから」


わわっ、そっか、冗談か、冗談だよねっ!


は、恥ずかしっ!!



マンションの前まで来ると、圭介さんはぴたりと足を止めた。



「このマンションだっけ?じゃ、ここで大丈夫?」



「はいっ!」



「じゃ、また明日ね、未来のオヨメサン?………くくくっ」



圭介さんは小さい子どもにするように私の頭をなでると、

ゲラゲラと笑いながら帰っていった。


くぅっ……
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