幼なじみの溺愛が危険すぎる。

おどけて右手を差し出した玲音と戸惑いながら握手をしたけれど、


玲音の気持ちを知ったうえで


これまで通りに過ごせる自信なんてなかった。



話し終えると玲音はすっきりとした顔をして自分の部屋に帰っていったけれど、


私の頭の中は混乱していて、


玲音の言葉や辛そうな表情が何度も思い出されて

その夜はほとんど眠れないまま朝を迎えた。




< 208 / 427 >

この作品をシェア

pagetop