幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「このマンション、分譲で貸し手がつかなかったんだって♡
だからしばらく俺が一人でここに暮らすことになってね。
母さんの病院にはこれからはきちんと通うようにするよ。
あっ!りりちゃんのお母さんにもちゃんと許可とったから大丈夫だよ?
ってことで、今日からまた朝ごはんよろしくーっ!
あ、もちろん夜ご飯もね?
俺やっぱり、りりちゃんのご飯じゃないと調子でなくてさー」
一方的にまくしたてる玲音に唖然としつつゆっくりと口を開く。
「えーっと…ごめん、色々とよくわからないんだけど、
とりあえず殴ってもいい?」
「りりちゃん、照れてる?」
にっこりと笑っている玲音に笑顔で応えながら、手首をゆっくりとまわす。
息を吸って、思い切り手を振りかぶった。