幼なじみの溺愛が危険すぎる。
するとお母さんが眉を寄せた。



「りりちゃん、床ぬけちゃうから気をつけて。


そもそも、空手と合気道で黒帯、剣道で初段もってるあなたのどこが"いたいけ"なのよ?

むしろ、玲音くんのこと、怪我させちゃだめよ?

如月さんのところの大切な息子さんなんだから」





「そうじゃなくて、私を沖縄に連れてってって言ってるの!!」





「無〜理〜♡

りりちゃんだってもう高校生なんだからそんな照れなくてもいいじゃない。

………今更ねぇ?」




意味ありげに微笑んだお母さんに、首をかしげる。



………へ?



………今更?


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