幼なじみの溺愛が危険すぎる。
無理やり沙耶ちゃんを引っ張って連れて行こうとするスキンヘッドのお兄さんに手を伸ばすと、

後ろから別のだれかに肩を掴まれた。



「君は俺と行こうね?

いやー女子高生、めっちゃ久しぶり♪

君、かわいーよねえ?」



一人じゃなかったんだ…



「てか、離してっ!!」



金髪頭のそいつの手を思い切り振り払おうとするけれど、

如何せん力ではかなわない。



「おおっ♪威勢がいいね?

強気な女子高生泣かせるのが趣味っていう変態ヤローも奥にいるし、

ほらほら、早く俺らの部屋にいこーぜ♪」




俺ら…って……



いったい何人いるんだろ…………




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