幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「……はぁ、はぁ。

りりちゃんっ。今日、りりちゃんちに泊まりに行ってもいい?」


「…… へ?」


「さっき親父から『遅くなるからりりちゃんちに泊めてもらえ』ってメッセージがあってさっ……

はぁ……はぁ」



「そんなこと言うために、そんなに全速力で走ってきたの?」


「今日、スマホ忘れちゃったから」


「そっか」


カバンからハンカチを取り出して、汗だくの玲音に手渡す。


………んん?


今、おじさんからメッセージがあったって言ってなかった?
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