幼なじみの溺愛が危険すぎる。
「それより、りりちゃん、英語でわからないところがあるって言ってなかった?
見てあげるよ?」
「あっ、そうだった!助かるっ!」
玲音は教科問わずものすごく勉強ができる。
「玲音ってさ、いつ勉強してるの?
いつも寝る寸前までうちにいるし、朝は寝坊してるし、放課後は部活だし。
なんでそんなに勉強できるの?」
英語の教科書を開きながら玲音に訊ねると、なんでもないことのように玲音が答えた。
「授業ちゃんと聞いてるから」
「それだけ?!」
「りりちゃんみたいに授業中寝てないし」
「うっ…。私も授業聞いてるだけでそんなに勉強できたらなぁ…」
そう呟くと、玲音が私の顔を覗き込んだ。
「ちょっとは俺のこと見直した?」
「うん、ちょっとだけ。だから、この問題教えて?」
「りょーかいっ!」
教科書とノートを開いて玲音が私の隣に座ると、玲音の髪がサラサラと音を立てて揺れる。
そんな玲音の髪の毛にそっと手を伸ばす。
琥珀色の玲音の髪は小さい頃のまま変わらない。
「りりちゃん、どうしたの?」
驚いてビクっと体を揺らした玲音に、琥珀色の髪の毛を触りながら答える。
「玲音の髪って小さい頃のままだよね?
普通大きくなると髪の毛って堅くなっちゃうのに、柔らかくてすごく綺麗…」
「つうか、あんまり触られるとヤバイ……」
「え?」
「……なんでもない」
プイっと顔を背けた玲音に首をかしげる。
ん、どうしたんだろ??
「で、どこだっけ?」
「ここ、ここ!」
ノートを開いて、しばし宿題タイム。
見てあげるよ?」
「あっ、そうだった!助かるっ!」
玲音は教科問わずものすごく勉強ができる。
「玲音ってさ、いつ勉強してるの?
いつも寝る寸前までうちにいるし、朝は寝坊してるし、放課後は部活だし。
なんでそんなに勉強できるの?」
英語の教科書を開きながら玲音に訊ねると、なんでもないことのように玲音が答えた。
「授業ちゃんと聞いてるから」
「それだけ?!」
「りりちゃんみたいに授業中寝てないし」
「うっ…。私も授業聞いてるだけでそんなに勉強できたらなぁ…」
そう呟くと、玲音が私の顔を覗き込んだ。
「ちょっとは俺のこと見直した?」
「うん、ちょっとだけ。だから、この問題教えて?」
「りょーかいっ!」
教科書とノートを開いて玲音が私の隣に座ると、玲音の髪がサラサラと音を立てて揺れる。
そんな玲音の髪の毛にそっと手を伸ばす。
琥珀色の玲音の髪は小さい頃のまま変わらない。
「りりちゃん、どうしたの?」
驚いてビクっと体を揺らした玲音に、琥珀色の髪の毛を触りながら答える。
「玲音の髪って小さい頃のままだよね?
普通大きくなると髪の毛って堅くなっちゃうのに、柔らかくてすごく綺麗…」
「つうか、あんまり触られるとヤバイ……」
「え?」
「……なんでもない」
プイっと顔を背けた玲音に首をかしげる。
ん、どうしたんだろ??
「で、どこだっけ?」
「ここ、ここ!」
ノートを開いて、しばし宿題タイム。