幼なじみの溺愛が危険すぎる。
購買で新しい上履きを買って、
沙耶ちゃんとショコラサンドを手に教室に入った。
「味見しよっ、味見!」
沙耶ちゃんとショコラサンドをかじっていると、
朝練で先に学校に来ていた玲音が私の席までやってきた。
「うわっ!りりちゃん、念願のショコラサンドじゃん。ずっと食べたがってたもんね。美味しい?」
「うん、すっごく美味しい!」
すると、玲音が私の手から食べかけのショコラサンドをさっと取り上げてパクリ。
「ああっ!私のっ!」
「おおっ!マジで……甘い…。りりちゃん、朝っぱらからよくこんな甘いもの食べられるね…」
ムムっ。
「勝手に食べておいてよく言うよ!もう絶対あげないっ!」
フンと玲音から顔を背けても、玲音は相変わらずニコニコと笑っている。
もうっ!
ショコラサンドを食べ終わると、
教科書をカバンから取り出して机のなかにしまった。
「痛っ!」
「どうしたの?」
机のなかに画鋲が貼り付けてあった。
プツリと刺した人差し指から真っ赤な血が膨らむ。
「…なんでもない」
大騒ぎしても仕方ないけど…
でも、これは、かなり本気だ……
沙耶ちゃんとショコラサンドを手に教室に入った。
「味見しよっ、味見!」
沙耶ちゃんとショコラサンドをかじっていると、
朝練で先に学校に来ていた玲音が私の席までやってきた。
「うわっ!りりちゃん、念願のショコラサンドじゃん。ずっと食べたがってたもんね。美味しい?」
「うん、すっごく美味しい!」
すると、玲音が私の手から食べかけのショコラサンドをさっと取り上げてパクリ。
「ああっ!私のっ!」
「おおっ!マジで……甘い…。りりちゃん、朝っぱらからよくこんな甘いもの食べられるね…」
ムムっ。
「勝手に食べておいてよく言うよ!もう絶対あげないっ!」
フンと玲音から顔を背けても、玲音は相変わらずニコニコと笑っている。
もうっ!
ショコラサンドを食べ終わると、
教科書をカバンから取り出して机のなかにしまった。
「痛っ!」
「どうしたの?」
机のなかに画鋲が貼り付けてあった。
プツリと刺した人差し指から真っ赤な血が膨らむ。
「…なんでもない」
大騒ぎしても仕方ないけど…
でも、これは、かなり本気だ……