キミの心に届くまで
誰にも必要とされないあたしなんて、もう存在していないも同然だ。
生きてるのに死んでる。
そんな気分だった。
「制服なんて、マジそそるよな〜。女子高生とか、すっげえ久しぶりだから楽しみだ」
そんな会話も聞こえたけど、今のあたしにはどうでも良かった。
もう、どうにでもなれ。
こうして心が死ねば、ツラさとかごちゃごちゃしたことを考えなくて済む。
だからもう、いっそのこと誰かに壊して欲しかった。
修復出来ないくらい、ズタズタに引き裂いて欲しかった。