キミの心に届くまで


胸の奥がじんわり温かくなって、どんどん嬉しさが込み上げる。



いい顔をするようになったのは、きっと郁都が居てくれたから……。


そうじゃなきゃ、あたしは何も変わってなかったと思う。



ううん、今もダメダメなままなんだけど。


だけど……。


変わりたい。


褒めてくれた郁都に恥じない自分でいる為にも、自分から動き出さなきゃダメだよね。



そうじゃなきゃ、きっと変われない。



いつまでもウジウジしてた自分からは卒業したい。



その為に、やらなきゃいけないことをしよう。


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