キミの心に届くまで


幸いにも、もうすぐ春休みがやって来る。


学校生活もあと1週間くらいだし、昼休みに屋上に行かなきゃ繋がりはなくなってしまう。



このまま好きで居てもツラいだけだってわかってる。


あたしが行かなくたって、郁都はきっとなんとも思わないはず。



最初から……興味なんてなかったんだもんね?


ただ、あたしが元カノに似てたから心配して構ってくれた。


それだけのことだったんだ。


< 211 / 374 >

この作品をシェア

pagetop