キミの心に届くまで
「ちょっと優しくされたぐらいで調子に乗ってる、男好きの大橋さんを風紀委員に推薦しまーす!そうすれば、少しはマシになるんじゃないですかぁ?その男好きも」
「ギャハハハ!めぐ、それ超いい提案じゃん!」
「さんせーい!大橋さんがやりなよ〜!」
そう言って高らかに笑うアリスさん率いるギャル軍団。
ここまであからさまなことを言われたのは初めてだった。
悔しいけどみんながアリスさんの味方をする中では、ただ黙って耐えるしかなかった。