キミの心に届くまで


両足を水につけながら、後ろに寝そべった。


ぬかるんでいる地面が、背中に当たってひんやりする。



目を閉じると浮かんで来るのは、今でもずっと大好きなキミの顔。


どうすれば忘れられる?


思い出に出来る?



いくら考えてみても答えは出なくて、日に日に強くなっていく想い。



自分から離れたのに、これで良かったはずなのに……。



今でもキミに会いたくてたまらないなんて。



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