まずは完結、おめでとうございます。
主人公の和泉蒼空は冷徹で人の心というものを持ち合わせていない、アイス系男子。
静かな時間の中、読書をするのが好きな彼だが、そんな彼に纏わりついてくる倉橋しずく。
最初こそはそんな彼女に対し冷たい態度をとっていたのだが、彼女の体に残る傷跡を見つけ、彼氏からDVを受けている事実を知り、彼は彼女を気にかけるようになり…。
暴力を振られても好きだと言うしずく、何故好きだと言えるのか。
何故彼女に暴力を振るってしまうのか。
沢山の疑問が浮上する中、明かされる真実と過去。
それらを知っていくと全てが解決、そして一気に切なさに心が支配される作品でした。
友達、兄妹、家族、好きな人への“愛”に溢れた作品。
これは誰かの意見を参考にではなく、あなた自身に読んで様々な“愛”を見て欲しい、“想い”に触れてほしい、そんな素敵な作品です。
是非、ご一読を!