おもわせぶりな彼。

ふたつめ。






「あーあ。」


「なによ、葵。また溜め息ばかりついて。……っちょっと!また!幸せが今ので3メートル遠くなった!」

なんて、理屈っぽい友人。

可愛くない、ぜんぜん!



「葵が溜め息ばかりつくから、お弁当がどんどん不味くなってく。ほらみなさいよ、この卵焼きの色!真っ黒じゃない!どうしてくれるのよ! 」



< 29 / 36 >

この作品をシェア

pagetop