無敵な2人
最後の肉片を吸い込んだ瞬間
数珠は、けたたましい音と共に源の懐へ飛んでいった


「源さん!!」

和が慌てて 源に近寄る


「大丈夫じゃ!ワシの懐には、数珠を直す包みが入っておる 数珠が 自分で 住家に戻ったまでよ。」


それを聞いた和は、安心したのか チカラが吸い取られるように 地面に座った


《ケッ 腰抜けが…》


プチーン…


「ちょっとアンタ!!ええ加減にしいや!刀かなんか 知らんけど 調子乗ってたら……」


みんなが呆然とりんの言葉を聞いてる中…



《りん…お前 気に入ったわ♪》


次の瞬間…

りんがしゃべらなくなった…

いや…‘しゃべれなく’なった…


クチュ…「…っんー!!」



バチーン!!

物音一つない この部屋をりんの喚き声が鳴り響いた


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