無敵な2人
《《何故 殺さないと聞いているんだ!!


苛立ちを抑え切れず僧呪は、怒鳴り散らした



『知ってた…』


訳がわからぬと言うように眉を動かす 僧呪…



『あっし…わかっててん…刀を抜いた時から…
僧呪…あっしに…お鈴さんに…殺されても えぇ思たやろ…?』



《《なっ…何を言う!!世界をこの手にするまでは、死ぬ事など許されるはずもない!!



『じゃあ!!なんで あっしが殴った時 よけへんだ?避けれてたよな…?』


《《油断しただけだ…


『もう…わかってるから… お鈴さんの心の内も…

そう言うと


『僧林様…』


《《おっ…お鈴…


『僧林様…もぅ このような事は、お止め下さい… お鈴は、僧林様に人目お会い出来て嬉しゅうございます』


りんの目から 頬を伝って暖かいものが溢れた



『僧林様…あたしのような者を気に掛けて下り もったいない限りにございます』


《《何を言う お鈴!


『なれど…もぅ 良いのです…お鈴は、僧林様とお会いして 幸せにございます… 僧林様…?一緒に…どこまででも お供致します。』



《《お鈴…こんな男に着いてくる気か?ならん…我が行く道は、地獄に堕ちるのみじゃ…



『あたしは、僧林様がご一緒なら どこまででも…』



りんが僧林に近づき手を取ったかと思うと…



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