bizarre love triangle
恵美は諦めたような表情で答えた。

「うん。まあ最初は驚いたけど、
浩君がそう言うなら私はそれに従う」

優衣はいつの間にか浩を苗字ではなく
名前で呼んでいることにまずいらついたし、
自分を子供扱いしたような話し方に
さらにむかついた。

「じゃあ、私が浩君とデートをしている時に
小橋さんはだまって家で読書でもして
のんびり過ごしていられるの?」

「だって、私も東さんも浩君も一人しか
いないからしょうがないでしょ」
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