bizarre love triangle
「ごめんなさい。じゃあ、なんか上に
着てよ。待ってるから」

「着ますよ。

一度主治医の許可を得てからじゃない
と無理だけど、着ますよ」

浩は椅子の上に脱ぎ捨ててあった
Tシャツを掴むと袖を通しながら聞いた。

「で、何か用事あんの?

分かった!本当にびんたされに
来たんだな!

そうか、その手の趣味があったとは」

「ないもん!

夕方にアイス買ったから一緒に
食べないかなあって思って」

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