bizarre love triangle
「えっ、入ってないの?

じゃあ、食べない!」

「何、それ訳分かんない!」

「食うよ、食えばいいんだろ」

優衣はカップアイスの蓋を取ると蓋を
捨ててから、スプーンでアイスを取り
浩の口元に運んだ。

浩はゆっくりと味わってから一言。

「うめえ。

厚生労働省が極秘に処分をした牛の乳
から作られたバニラアイス、最高!」

「・・・」

「じゃあ、後は勝手に自分でほじほじ
して食うからな。面倒くせー」

「・・・」

優衣が不満そうに唇を尖らせていたので、
浩は優衣が持っているスプーンに手を
伸ばした。

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