bizarre love triangle
「すっげー顔!」

「ちょっとー、なんでそんなこと言う
のー」

「こいつと付き合っている奴がいると
思うと同情しちゃうね」

「・・・」

優衣の表情が険しくなったので浩は
慌てて、山盛りアイスを優衣の口の中へ
運んだ。

優衣は顔を上に向けて目を白黒させな
がら、口を閉じることも出来ずにアイス
と格闘していた。

浩はそれを見ると優衣に背中を向け、
さらにアイスをスプーンに山盛りに
入れると振り向きざまに開いたままの
状態の優衣の口の中へアイスを乗っけた。

「わんこそば、どうぞ」
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