bizarre love triangle
「うーん!」

優衣は喉の奥に大量にアイスが付着した
瞬間に全てのアイスを噴出してしまった。

「あっ・・・」

一塊となったアイスは大笑いする浩の
口の中へ飛び込んだ。

今度は浩が大パニックになる番であった。

口を閉じることも出来ずに、慌てる浩
に優衣は爆笑したが、パニックが収ま
らない浩に優衣は浩の背中を思い切り
叩いた。

「うっ・・・」

優衣は浩の前に回ると浩が涙を拭きな
がら頭を下げた。

「ごめん、ふざけすぎた」

「まあ、これでおあいこだね。

アイス結局食べちゃったの?」

「うん・・・って言うか味わう感覚なく
全部丸飲みしちゃった」
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