bizarre love triangle
全身に電流が流れた浩は、驚いて身構える
恵美を尻目に椅子からジャンプすると
音楽室を出て行った。

「すぐ戻るからー」

「・・・」

浩は職員室に行き、放送部の顧問の室井が
いることを確認すると一緒に放送室へ行き、
中からCDを許可を得てから借りるてくると、
また音楽室に戻ってきた。

そのCDをサンプラー(音や音楽の一
部分を取り込んで、再生する楽器)に
取り込んでヘッドフォンで暫くの間、
確認すると浩は恵美を見て笑みを
浮かべた。

「何?どういうこと。説明して」

浩は立ち上がった。

「今までの『選べない』にご不満だった
皆様、ついに完成しました、
ニュー『選べない』。

略して『ニュらべない』。

では、早速歌っていただきましょう。

歌と演奏は勿論『ワルトハイム』で、
曲は『選べない』です。

どーじょー」
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