bizarre love triangle
招 待
「優衣、あのさあ」

浩はレトルトカレーを食べながら
話しかけた。

優衣は甘口でも汗だくでカレーを
ほお張りながら耳を貸した。

「なーに?はあ、辛い」

と左手で団扇代わりに扇いだ。

「恵美ちゃんが、さあ・・・」

「ああ、聞きたくないから別の話題
にして。はあ、辛い」

浩はスプーンを置いてコップの水を
飲んだ。

「明日さあ、恵美ちゃんのお母さんが
恵美ちゃん家でお昼に焼肉をご馳走
してくれるんだって。

決勝一週間前ということでやるんだけど、
それで俺と優衣を招待してくれるってさ。

行こうよ」

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