bizarre love triangle
「浩君と優衣ちゃんはお客さんだから
こちらでどうぞ」

恵美は二人をテーブルの前まで招いた。

浩と優衣が座ると、二人の前に冷たい
ウーロン茶が運ばれた。

「ありがとう」

優衣は一応恵美の目を見て言った。

「じゃあ、ちょっと待ててね」

「じゃあ、待ってる間、一家心中が
あったリビングを中心に現場検証を
してるから関係者以外はあっちに
行ってなさい」

浩は手袋をつけるジャスチャーをする
と優衣は浩の頭を張った。

「人の家にお邪魔になっているのに、
とんでもないこと言うな!

小橋さん、ごめんね。きつく言っとく
から」

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