bizarre love triangle
恵美は少し二人の様子を見てから、
その場を去った。

「私も手伝ってくるね」

優衣は恵美の後に続いた。その後、
三人がそれぞれ材料を持って現れると
浩が立ち上がった。

「それでは、乾杯!」

「まだ何にも焼いてないし、コップも
置いてない状態でしょ。

少しは落ち着いて。もう恥ずかしい」

優衣は皿を置いてから、浩をつねった。

「はい、はい。じゃあ乾杯しましょうね、
浩君」

良子は材料を置くと、三人が席に着いた
のを確認すると浩に乾杯の音頭を促した。
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