bizarre love triangle
浩は立ち上がった。

「では、宜しいでしょうか。

コンテスト決勝で無事に三位になるように、
今日はこれで解散!」

恵美と良子は笑ったが、優衣は持っていた
グラスを置いてから浩の頭を張った。

「わーん、恥ずかしいよー。

お願いだからもう一言も話さないで。ね」

浩は黙って頷くと食事が終わるまで沈黙
を守り通した。

優衣は浩に目を光らせながらも、浩より
たくさん食べた。

「今日は本当においしかったです。

ありがとうございました」

浩と優衣は恵美と良子に頭を下げた。
< 138 / 215 >

この作品をシェア

pagetop