bizarre love triangle
部活動は図書部に所属して、
同じ図書部で三年生の山田太と
好きな作家が同じであったこともあり、
恵美は山田と付き合うことになった。

交際が始まった翌日、周囲の物全てが
輝いて見えた恵美は笑いを堪えながら
登校をした。

学校へと向う途中で、友達と歩く山田
を見つけると恵美は早足で山田に追い
ついた。

山田は友達と談笑しながら歩いていた
ので恵美がすぐ後ろにいることに気が
付かなかった。

山田の優しい笑顔を後ろから見ただけ
で恵美の心は締め付けられた。

『先輩!』と声をかけようとした瞬間
だった。

< 15 / 215 >

この作品をシェア

pagetop