bizarre love triangle
「目指せ、三位!」

二人は同時に右手を上げて叫ぶと他の
乗客達から睨まれて、二人は頭を座席
より低くして隠れながら笑い合った。

羽田から恵美はモノレールに乗り、
浩は京急に乗って目的の駅へ乗り換えて
着くと、北海道では全く考えられない
蒸し暑さが浩をぐったりさせながら、
浩はホテルに着いた。

チェックインを済ませて、部屋に入る
と既にエアコンのおかげで中は涼しかった。

浩は椅子にバッグを置いてから窓際迄
行き、レースのカーテンを開いた。

札幌では見たことのない強大なビル郡が
目の前に広がっていた。



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