bizarre love triangle
「浩君。今も単なる緊張の為のミスで
しょ、しかも二回も」

「うん。これは分からなくなってきた
んじゃないかな」

最前列の審査員達もなにやら話し合って
いるように見えた。

最後のグループの演奏が終わると再度
ステージの上に集合となった。

恵美は浩に囁いた。

「結局、スタッフ誰も来なかったね」

「ひょっとしたら、このまま終わる
可能性もあるよ」

「えっ?」

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