bizarre love triangle
(うわあ、女の子の唇って
なんて甘くて柔らかいんだろう)

優衣はさっき咄嗟に浩の思いを拒んで
しまったことを悔やんでいたので、
今回は待ちに待った
リベンジファーストキスであった。

(うわあ、キスって、なんて素敵
なんだろう。

心地よさが心臓を締め付けるみたい)

浩はゆっくりと優衣から唇を離した。

優衣の目が潤んでいることに浩は
気が付いた。

優衣は頬を赤らめながら言った。

「私、今日から浩君のたった一人の
彼女になったんだよね」


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