bizarre love triangle
浩は右手を下ろして振り向いた。

「ありませんけど!

こっちが不愉快な思いを
させられたのに、
あっちは『お客様』ですか?

打ち込みを理解できない客が
いても構わないし、
声援がなくても構わない。

でも、客に一切迷惑をかけて
いないのに、あんな酔っ払い以下の
罵声を浴びるなんて思わなかった。

だいたいね・・・」

そこで控え室の雰囲気に気が付いた
浩は頭を深く下げた。

「すいませんでした!

お姉さんに責任はないですよね。

言い過ぎました。謝ります。

あと、みんな大きい声出して
すいません」
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