bizarre love triangle
決して容姿は良いと言えない五十点台
のルックスの持ち主である浩を
どう評価していいか分からず、
優衣は腕組みをして考えた。

愛子は浩について語りだした。

「仲いいのは認めるけど、彼、
絶対優衣のことを狙ってると
思うんだ。

彼、オタクでしょ?」

ヤンキー系でも、運動部にも
属していないからオタクという
暴論を愛子は論じた。

世の中はたった三種類の男しかいない
という愛子の考えに優衣は少し不愉快
になった。

そんなことは全く気付かずに愛子は
続けた。

「オタクだから、浩君は三十点が
限界かな?

では、オタクの親友、優衣の発表です。

一年一組オタク男子の吉村浩は
ずばり何点?」



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