bizarre love triangle
周囲にいる生徒達の視線が
優衣に集まった。

優衣は表情を変えずに
佐々木に言った。

「私、目が覚めました。

佐々木先輩、さようなら!」

優衣は心の中で佐々木に中指を
突き立てると、学校を後にした。

以来、優衣は例えルックスの良い男子
が言い寄って来ても、全て断ってきた。

ことごとく男子を拒み続ける優衣に
男子達は優衣を恋愛の対象には
しなくなってしまった。
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