bizarre love triangle
十二時になると二人は音を止めて昼食
にすることにした。

恵美が後ろ手で浩に近づいてきた。

「なんだ?
自爆テロか?
逆恨みの濃硫酸攻撃か?」

「しない!そんなこと。

浩君、お昼持ってきた?」

「えっ?」

恵美は照れたように頬を染めていた。

「私ねえ・・・作って来ちゃった!」

「濃硫酸を?」

「お弁当!」

恵美は後ろで隠していた物を目の前に
出した。

ゆっくりと浩は手を出して受け取った。

「開けてみて」

蓋を開けるといなりずしと海苔巻き
だった。

「うわあ、すげー」
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