bizarre love triangle
「なんで・・・なんでそんなこと私に
言うの!

私、関係ないじゃない!」

優衣の涙がテーブルの上に落ちた。

浩はそんな優衣に言った。

「そして、同時にもう一人気になる人が
・・・東・・・優衣も」

浩は優衣に視線を合わせずにテーブル
の上にある醤油の瓶を見ながら答える
と優衣は立ち上がった。

「えー!私も?同時に?二人とも?

どうゆうこと?」

浩は面倒くさそうに答えた。

「だってどっちも気に入っちゃったから
しょうがないじゃんか」

優衣の涙は簡単に引っ込み、眉がつり
あがって来た。

「両方好きって、どうゆうこと!

どっちかに決めなさいよ・・・
っていうか、
私に決めなさいよ、私に!」

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