アンタに惚れるとか絶対ないんだから!!
涙が出そうなとき、不意にドアが開いた。
店員が入ってきた。ジュースを持って、
「あ?てめぇ。今いいとこなんだよ。」
「すいません、ジュースをお渡しにきました。…ついでに、頭も冷やしたらどうですかね?」
この声は…!なんで!?
ニッコリとわらう、店員は一気にジュースを男にぶっかけた。
「!?」
「てんめぇ…」
男は、店員に掴みかかろうとした。
「あぶなっ!」
それを店員は一瞬で避け、男の腕を掴み捻りあげた。
「いたっ。わ、わかったから!やめろ!
か、かえりゃいいんだろ!!」
「…すごい。」
男は走って逃げていった。
「逃げるよ。松村さん。」