アンタに惚れるとか絶対ないんだから!!










ー浅野 秋sideー


教室を出る時の松村のあの心配そうな顔は、あの日を思い出させる。


「くっそ…」


あの、告白してきた女もまた…。
俺のせいでまた、松村を同じ目に

合わせてしまう、それだけはダメだ。


教室の外にはたまたま、アイツ、
芹沢 アンリ ーセリザワ アンリー がいた。


「せーんぱい、わかりますよねぇ?
松村楓花を守りたければ…」


「わかった。」


芹沢と付き合うこと、松村と極力はなさないようにすること…


守れなければ、松村を…。





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