アンタに惚れるとか絶対ないんだから!!











「秋先輩?きいてます?」


「ん?なに?」


「ふふ。聞いてませんでした?」


やべ。思い返してた。
この女は危険だ。

なぜなら、あの時の女子の妹だから。


『秋先輩とよく一緒にいる、松村楓花先輩、あの中二のときの襲われた女の子ですよね?

しってますよ。私、だって…

私が秋先輩にふられた腹いせに兄の友達を使って楓花先輩を犯した女子の妹ですから』


『?!』


『また同じ目に合わせたくないなら、私と付き合ってくれませんか?』



そういったこの子の目は揺ぎなかった。

断ったら躊躇なく、松村を襲うというのがわかった。だから、すぐ付き合った。


松村のため。しかたない。

俺はもう、松村を傷つけないように。





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