アンタに惚れるとか絶対ないんだから!!
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花園女子学院
通称、花女。
あの、青城高校と隣に位置する
正真正銘お嬢さま学校だ。
そこに、青城の人でもない男がたってれば、そりゃあ、目立つな、うん。
あちらこちらから、ヒソヒソ声が聞こえるし。
やっぱ、校門で待つのはやばかったかな。
「お?おめー。なにしてんだ?ここは、青城の近くだぞ?ゴラァ!」
あ、メンドクセーのに絡まれた。
「お前ら待ってるわけねーだろ。
花女の知人まってんだよ。」
あの時のように睨みをきかせて。
声のトーンも下げて軽く威嚇してみると、
あの時の俺を知ってるのか、
すぐさま、逃げていった。
思わず、つぶやいてしまう。
「…よわ。」