アンタに惚れるとか絶対ないんだから!!
そんな俺の後ろで高い女独特の声がした。
「…あ、あさの、くん?」
「…やぁ。ひさしぶりだね。芹沢さん。」
仕事スマイルで振り向く。
そう、芹沢アンリの姉。芹沢アイラに用事があって花女に来たんだ。
つまり、芹沢アイラは、
松村を犯すように指示した女子だ。
まぁ、俺がふったせいなんだけど。
…それより、視線が痛い。
「…場所移動しようか。」
校門じゃ、目立つ。
「う、うん。」